しらけ世代は、1950年代から1960年代前半に生まれた世代のことです。
学生運動があった前の世代とは逆に、政治に対して無関心で三無主義(無気力・無感動・無関心)などといわれました。
真面目や一生懸命なことが格好悪いという風潮がありました。
ポスト団塊世代ともいわれます。
しらけ世代は、高度経済成長時代に学生生活を送りました。
しらけ世代の大学進学率は20%から30%程度でした。
中卒や高卒で集団就職した者が多く、「金の卵」と呼ばれました。
1970年には大阪万博が開かれ、日本中が大騒ぎしました。
1972年2月にはあさま山荘事件が起き、1972年5月に沖縄返還、また、第一次オイルショックも経験しました。
高度経済成長がオイルショックによって、学生運動の時代があさま山荘事件によって終わりを告げると、その反動から無関心へと変わり、「しらけ」という言葉が若者の間で流行し、冷めた態度が広がりました。
1960年代前半に生まれた世代は「新人類」と呼ばれました。
存在感の強い団塊世代とバブル世代にはさまれているためか、印象は薄めです。
1970年代後半以降、アニメやコンピュータゲームといったオタク系業界が急速に発展しました。
しらけ世代の中でも1955年から1964年生まれは「おたく第一世代」と呼ばれています。
井上陽水らに代表される、四畳半フォークといわれたフォークソングが流行しました。
その後は、荒井由実(松任谷由実)などによるニューミュージックといわれたジャンルが主流となりました。
また、しらけ世代の女性は、ファッション雑誌やガイドブックを片手に一人旅や少人数で旅行するという、新しい国内旅行のスタイルを生み出しました。
このように旅行した当時の若い女性は「アンノン族」と呼ばれました。
この時生まれた旅行スタイルは現在まで広く定着しています。
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