バブル世代は、バブル景気の時期に就職した世代です。
なかでもバブル景気が大学卒業時と重なる1965年から1969年生まれを指すことが多いです。
最近、バブル時代がブームとなって注目をあつめています。
バブル世代は、正規雇用率が高く、非正規雇用者率が低いのが特徴です。
大学卒業時に、バブル景気により就職市場は大幅に好転、売り手市場となったためです。
企業から人気の高い有名大学の学生は3S(寿司、ステーキ、ソープ)やディズニーランド、海外旅行で接待されたケースもあったほどでした。
その後、バブル崩壊により不況が始まると、企業の採用人数が大幅に減少しました。
その結果、一人当たりの労働負荷が高まり、過密労働に陥る例も数多く発生しました。
また、成果主義などの導入もあって賃金や給与、賞与などの所得が伸び悩んだり、社員研修などの教育費が削られ、経験が不足したまま昇格してしまうという事態が起こったりもしました。
女性の社会進出が進んだ世代であり、女性も多く活躍している世代です。
1980年代には「女子大生ブーム」がおこり、都会の若い女性は消費対象としてもてはやされました。
バブル世代の女性は、1986年(昭和61年)に施行された男女雇用機会均等法以後に初めて社会に出た世代です。
そのため、職場では男女共に働く姿勢が身についている反面、「男らしさ」「女らしさ」にこだわる古い価値観を残してもいます。
バブル世代は、入学試験などの競争が徐々に激しくなった世代でもあります。
大都市の大学に進学した者は、バブル文化の発信源として華やかなファッションブームや文化を生み出していきました。
欧米文化への憧れが強く、後の世代に比べ海外志向が強い人が多いようです。
リーゼントロックやツッパリファッションなど、矢沢永吉や横浜銀蝿などの影響をうけたスタイルが流行、おニャン子クラブと同じ世代でもあります。
80年代はアイドル黄金期ともいわれており、松田聖子、たのきんトリオ、中森明菜などが一大ムーブメントとなりました。
・全体的にコミュニケーション能力が高い
・自分への高い評価を望む
・金銭感覚がバブルのまま
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